ディーゼルエンジンがナンボなもんよと言って、ハイブリッドカーやハイオクガソリンエンジンに乗っている皆様。ご存じとは思いますが、働く車の代名詞はディーゼル車。そして、車以外のエンジンといえば主流はディーゼルエンジンだ。
貴方の家も、目の前にある駅舎であっても、その殆どの建物の資材運搬はディーゼルエンジンが担ってる。だから、皆さんにはもっとディーゼルを知って欲しいし、ディーゼル萌になって欲しい。
例えば昨日の記事の話題の一つ、下田港の黒船サスケハナ(遊覧船)は、当然ながらディーゼルエンジン。大きな船を動かすその心臓部のスペック、一体どんなものなのだろう?知りたい・・知りたい・・・と調べても、WEB上には出てこない。今やなんでもスマホ一つで調べられるというのに、この情報操作は恐ろしい(笑)
仕方がないので、船 x ディーゼル音として最萌ポイントである、「着岸」について調べてみました。
まず最初。船を着岸したい場所に向けて、侵入角度角度20度〜30度で微速接近。エンジンを少しだけ出力させて、少しずつ近づいていく。ゆっくりだなーと思っていても、大きな船舶は大きな慣性が働いているから、岸に当たれば壊れてしまう。慎重に、慎重に。
ある程度近づいたら、エンジンをニュートラルにして舵を切る。沢山、切る。すると船は惰性で動いて、岸と並行になろうとする(ように、操作している)。並行になったら、舵を戻す。FR車のパワードリフトを思い起こさせる、リア側がグイイと周る、そんな動きを想像してみて。
最後、船の惰性を打ち消すように、後進側にエンジンを出力させる。速度が0km/hになるように、必要な出力を与え続ける。車ならブレーキだけど、船は飛行機と同じふうに逆噴射だ!
この時のエンジン音がたまらない!ドゥルルルルルルラギャギャギャギャギャギャ!!っとディーゼル特有の超豪華ガラガラ音だ。着岸のテクニックを楽しみながら、エンジン音で気持ち良くなれる!!船の着岸って、公式・ノーパワードリフト&官能逆噴射なんだ(^-^)
着岸の手前でフェリーが少し静かになって、最後にエンジン音を轟かすのには、色々難しい手順があるからなのね。車のように地に足がつかない分、とても難しいのでしょう。
ところで、着岸というのは上で言うほど想像通りではないらしいです。風が吹けば岸によったり離れたりするらしく、進入角度で調整したりしているとか。これもテクニック、そして浪漫。
昔、映画タイタニックで氷山を避けられない描写がありましたが(全力後進するシーン。ここも素敵。)人の能力を超えた大きな力の操作なんて、やっぱり男心をくすぐります。とりあえず、大型免許欲しいかもなあ(笑)
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