神奈川に住んでいると、雪のことはあまり考えなくても良かったりします。年に一度積もるか積もらないか、その程度であれば夏タイヤだけで過ごせるから。雪は気象と言うよりはイベントなので、皆で交通渋滞祭りを引き起こして愉快な気分に浸るのです。会社にも堂々と遅刻できるしね。
その私がスタッドレスタイヤを履いたわけは、もちろんカフェを作る為。お目当ての土地まで毎回電車というわけにもいかないし、家族4人で三往復(12万円)かけるくらいなら、腹を決めてしまおうというところが強かった。
という事で、「性能なんて一昔前のもので充分」という妥協案を掲げて、スタッドレスタイヤを探す。見つけたのはこのタイヤ。
YOKOHAMA TIRE ICEGURD5 plus
最新が「ICEGURD7」に対して、2世代前のモデル。これが4本とアルミセット、交換費込みで11万円を切ってくれたので、命を守る為に購入。そして早速、神奈川県から長野県へのロングドライブを決行しました。
本当なら雪道とかで性能を確かめたいけれど、まだ雪はふらないし、アスファルトの上を走ることが多いだろうから、今回は完全オンザロードでの使い勝手を披露します。タイヤって試乗できないから困るよね。
印象は、違う車になる、です。
Peugeot308SW T9 TECHPACKEDITIONが私の愛車。タイヤをICEGURDに変えた第一印象は「ステアリングが軽くなった」感じがする。また、「乗り心地が良くなった」と思います。全体的に一段マイルドになっているのですが、ならタイヤが柔らかくなって粘る分だけステアリングが重くなるのかと思えば、その逆なんですね。これは面白い・・・
高速道路の小さな継ぎ目は、明らかに振動が小さくなってる。同乗車にはなかなか良い印象を持たせるんじゃないですかね。
ロードノイズも変化してる。今まで鳴らなかったところで鳴るようになった。どこか遠くで「コー」って小さく鳴るような感じ。ありゃって思ったけれど、今まで鳴っていた道では静かになった。へえ、タイヤひとつでこんなに違いがあるんだ・・・
なんとなく我がPeugeot308SWはコンフォート寄りになりました(^ ^)
ところが、それならドライブが楽になるかというと、運転手はそうでもない。それは、コントロールの特性が変わったから。ステアリングが軽くなったおかげで楽になりそうだけど、「しっかり曲がる」のに「路面のインフォメーションが希薄に」なって、「操作に対する反応に若干遅れが出る」ものだから、ステアリング操作に気を使うようになりました。風に流される感覚も強くなったかも。
やはり、プジョーが作り込んだ夏タイヤとi-Cockpitとのバランスが崩れている感覚はあります。Peugeotは車との一体感が素晴らしいだけに、タイヤが変わることでの印象の変化も大きいのかも。(初スタッドレスなので、そんなもんだよと言われるかもしれませんが笑)
とは言え、台無しになって最悪に悪くなったという話ではなくて、雪上でコントロールし易くする為にバランスを取るとこうなるんだな、という感じ。柔らかくて曲がりやすいアダプターを一枚タイヤに巻きました、という感覚。神奈川県から長野県まで走ったけれど疲れを感じないのは、乗り心地が少し良くなったところはそれなりに影響しているみたい。カーブの特性の変化は少しだけ「攻め」を控えれば良いだけなので、トータルでは良い買い物をしたかなって思ってます(^ ^)
まだ雪道試していないから、なんとも言えませんけどね(笑)随時気が付いたところは発信していきますね。
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