私のゲン担ぎと先人の第六感

日常

世の中色々な人が、色々なゲン担ぎをしていると思う。大事な場面では赤いパンツで挑むとか、テストの筆記用具は合格したときと同じものを使うとか。

 

かく言う私も、「トラブルの予感がする時は過剰なまでに下準備をする」というゲン担ぎをします。自分の力ではどうすることもできない、何かが起きるかもしれないと思った時は、トラブルを見越して自分が対処する時のツールを用意しておく。仕事ならパソコンを持ち帰っておくとか、旅行ならパンツを予備に多めに持っていくとか。もちろん、トラブルにならなそうなら、しない。ゲン担ぎは大事なところで使うのが私のモットーです。

 

そのゲン担ぎの一つ。人生の決め事をする時に必ず話を聞く相手。私の嫁ちゃんのお母さんなのだけど、実はちょっと不思議な人で、第六感というものに長けている人だ。

 

俗に言われる「心霊」というものとは少し違って、本当に「勘」というのか、なんだかコレをやってはいけない気がするとか、ココにはいない方が良いとか、そういう感じに長けた人。

 

この「勘」というのはつまり根拠がない。だから世間的にもタブーなものだし、ご本人もそれがわかってるから口にはあまり出さない。でも私は、お母さんの第六感は確かにあると思っていて。

 

それは、結婚前の年末のちょっとした事件がきっかけ。

 

年越しライブに行きたいと彼女(今の嫁ちゃん)にお願いされて、両親にも許可を得て車で向かっていた。ところが、予約制でなかった年越しライブは大繁盛が過ぎたようで、車は大渋滞。仕方なく引き返すことにした。

 

ところが、今から帰ってはせっかく出かけられたのに勿体無いと、家の近くで話をしてから帰ろうということに。小一時間ほど車の中でお喋りを楽しみました。

 

年越しライブが終わり、家に着くのとほぼ同じくらいに彼女を送り届けたその時でした。

「家の近くまで来ていたのに、何をしていたの?」

まだGPSがなかった時代です。子供を心配した親の何かの力だったのか、深夜一時くらいで人気がないところにいたのに、言い当てられてしまった。これには随分驚いたのでした。

 

だからか、私は結構大切な決め事は、自分の両親よりも嫁ちゃんのお母さんに相談する。親の心配力なのか、さまざまな経験から来るものなのかは、まだまだ私にはわからないけど、これは結構大事な「ゲン担ぎ」。自分自身のゲン担ぎだけでは心配な時の、後押しの一つなのです。

 

考えてみれば、親というのは確かに自分よりも経験が深いから、色々な物事の流れが見えるのかも。とても身近にある先人の知恵とでもいうのかな。それが、第六感とかゲン担ぎに隠されているのかもしれませんね。

 

さて、カフェ用の土地のことで少しトラブルの予感。また相談に行こうかな。

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