(上から目線の車評論)mazda3は腰で曲がるがエロリズムまではもう少し

ビーナスラインの駐車場

せっかく人様の車を運転させていただいたことだし、印象はしっかりと書いておきたい。いずれオフ会ではもう一度以上会うだろうし、「2回目に乗る車のアクセルは8割踏み込む」がモットーだし、将来は monogress の「モーター・アーツ」にも書きたいし。

 

それは、「mazda3」である。Youtuber パンプケンさんが所有する、赤いボディにエロチックな曲線美が自慢の車。ディーゼル・マイスターの私としても興味津々な車だったから、ステアリングを握るとなった時は久々にワクワクした。

 

おっと、褒めに周りすぎてはいけない。本質が見えなくなる・・・そうそう、パンプケンさん含むマツダユーザーは覚悟したほうが良い。これからまこまち本音トークで、あなた方の敵になるぞ、イヒヒヒヒ!

 

mazda3

 

「mazda3」で特筆すべきは、ディーゼル、ではない。上手に上品に仕立てられたインテリアでもない。たぶん一番力を入れたのはリアサスペンションではなかろうか。トーションビームは安いサスペンションと思われがちだが、プジョーやゴルフ(一部)の採用を見れば、性能とコストのバランスの良いものであることは明らかである。マツダは英断を下したのだ。

 

mazda3の印象を言うと、ある程度のスポーティ感を許容する為だろう、軽快にねばっこい。硬めでザラつきは感じるものの、トーションビーム特有の横揺れ感が表れないのは嬉しい。カーブでの姿勢はリアの2輪が路面を掴んでいる感覚が強いし、バウンドしたところでステアリングに補正を与えるような挙動にはならない。とても優等生である。

 

しかも、故意にカーブを楽しめるような味付けにセッティングになっていて面白さも兼ね備える。実用車から乗り換えれば、オーバーステアなんじゃないかってくらいクルリと方向を変えてくる。まるでネルトン紅鯨に出てきた美女のように人のことをクルクルと振り回す。Peugeot 308SW もずいぶんクルクル回るワゴンではあるけれど、mazda3はその上を行く。ハッチの308と乗り比べてみたいなあ。

 

ひとことで言えば、ステアリングで回すと言うより、腰で回している印象だ。

 

クルマというのは前輪の方向を変えて向きを変えるのは全て同じ。だから、ステアリングを切れば曲がるのは当然なのだが、腰で曲がろうとするクルマというのは、前輪の向きが良い意味で希薄。雑味が少ないステアリングフィールと、切った分以上に曲がっていく感覚、と言えば分かりやすいか。

 

308SWに比べると、ステアリングは重めだけど曲げやすい。トータルの雰囲気でも、とても印象深いクルマ。日本車もそろそろ良いんじゃない?とラブコールを送りたくなった。

 

mazda3 テストドライブ

 

さて、そんな素晴らしいmazda3ではあるのだが、私は乗っていて「FuFuFu」と笑ってしまった。惜しい、こんなにも良い足回りに、エロいボディとおませなインテリアと雰囲気作りは随分精を出したのに、ディーゼル・エンジンのエロオマセ感は Peugeot 308SW の 1.5L に数歩及ばない。

 

悪ぶっているクセに、ぎりぎりで真面目さが出てしまってる。まるで私のようなのだ(笑)ディーゼルエンジンにもう一手間「クセ」や「悪ふざけ」を加えて個性を鍛えあげられれば、世界一のエロリズム・ディーゼル・カーの称号も手に入る。

 

だってさ、マツダだもん。日本の自動車メーカーで一線を画すクルマつくりができるのって、マツダとスバルって言えるじゃない。期待するじゃない。もう少し、エンジンにもエロさが欲しいのさ。

 

まあ、自分の車が一番可愛いから言うんだけどね(笑)気を悪くしないでね。その分、mazdaディーゼルにエロさが身に付くその日までは、我が Peugeot 308SW の1.5Lディーゼルが、その座を守っていてあげますから!

 

最後に井の中の蛙な感じになってしまい、少しだけ情けない記事になぁ(=_=)

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