大ネットミーティング時代の心構え

冬の青空 社会

ネットミーティングは、悪である。

 

人と人とが顔を合わす事を辞め、移動する事を辞め、事前に資料をまとめる事を忘れ、コミニュケーション能力を衰えさせる。移動がないから時間が有意義に使える、という利点を逆手に取られ、隙間時間に隙間ミーティングを詰め込まれる。

 

確かに、ネットミーティングには利点が多くあります。移動がなければ二酸化炭素の排出も和らぐし、移動しなければお腹も空かないから環境にはとても優しい。(かえって頭を使う時間が増えるからドーナツ消費が激しくなると嘆くやつもいるかもしれない。)

 

ミーティング中に何だか嫌なツッコミを入れられそうになったら、LANケーブルを故意に抜いて「今ちょっとネットの調子が悪くなって」とか言って逃げたりもできる。場所を選ばないから、ちょっとエロいナッパレザーシートのクルマ(エロナッパカー)でふんぞりかえっても大丈夫。ほとんどの人は幸せな事でしょう。

 

しかし私は思います。ミーティングは人と人とが膝をつけ合わせてやるべきです。相手の気持ちや反応なんて、カメラ越しにはわからないんです。

 

たとえ私が良い事を言って、相手が「それ良いな」って言ったところで、相手はもしかすると足湯に浸かってるかもしれません。相手が本気で要望を言ってきても、私は左手で漫画を読んでしまうかもしれません。人と人とが本気の話し合いをするのであれば、ネットミーティングではだめなのです。逃げ場を作ってしまうと、緊張感がなくなってしまいついついサボるのが人間なのです。

 

ただ、新しいコロナ株も出てきたので、もうしばらくはネットミーティングの時代は続きます。もしかしたら、客先に行ってミーティングなんて「昭和ちっく」とか言われてしまうかもしれません。令和を生きる私たちは、新しいコミニュケーション手段に慣れなければならないのです。

 

そこで私は考えました。緊張感あふれるスリル満点のネットミーティングを行う方法。

 

それは、「相手は今目の前に居て、自分より優位な条件を引き出そうと企んでいる。」と思い込む事。そう、これは自己暗示(笑)

 

精神論?いえいえ、もともと会議も商談も準備と精神。相手が思ってもみないことをこちらから提案できた時に、初めて事が優位に進むんですよね。まあ、そこを考えるとネットミーティングでカメラをオンにするのって、必要な事なのかも。表情と声のトーン、大袈裟に伝え合って空気感を補完しなくては。

 

いつの日か、目の前に相手がいると思い込みながらサボる方法も開発できるかもしれない。カメラの近くにソリティア起動しておくとか(笑)自分の脳が新たな世界にカオス的に順応してくれる事を期待しています。

 

 

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